北海道大学大学院薬学研究院
構造生物学研究室のホームページです。

Site mapHome





オートファジーの構造生物学



好中球活性酸素発生系の
構造生物学



TLR下流のシグナル伝達


インターフェロン産生の
構造生物学


細胞極性の構造生物学


細胞内シグナル伝達の
構造生物学



研究業績一覧



北海道大学公式サ イト



北海 道大学薬学部・大学院
薬学研究院



北海 道大学大学院
生命科学院



第46回NMR討論会
WEBページ



札幌カンファレンス2006
WEBページ



日本核磁気 共鳴学会






Home > 研究内容




 多細胞生物は、細胞間のコミュニケーションを緊密に保ちつつ、一つの生命体として調和のとれた社会を形成している。そのために、細胞は細胞表面のレセプターを介して相互にシグナルの授受を行うとともに、これらのシグナルを細胞内シグナルに変換し、細胞応答を可能とする高度に発達した細胞内シグナル伝達系をもっている。たとえば、細胞接着、細胞運動、細胞極性,形態形成、細胞増殖、細胞分化、細胞死等を制御するさまざまなシグナル伝達系の実態が明らかにされつつあるが、これらのシグナルはシグナル伝達系相互のクロストークを介して、ネットワークを形成し、外部環境の変化に柔軟に対応し、最終的に細胞骨格や遺伝子発現の制御を行うことを可能としている。柔軟なシグナル応答は、シグナル伝達に関与するタンパク質が複数の機能ドメインより構成されていること、分子内、あるいは分子間の機能ドメイン間の相互作用を通してシグナル伝達複合体を形成し、効率的なシグナル伝達ネットワークを構成しているからである。本課題では、このようなシグナル応答を可能とするタンパク質間相互作用の実態を構造生物学に基づいて解明することを目的としている。シグナル伝達ネットワークの構造生物学的解明は、生命の理解のために不可欠であるばかりでなく、ガン、免疫不全、神経変性疾患あるいは糖尿病等の多因子疾患の原因を明らかにするとともに、これらの疾患の治療に有用な薬剤の開発にも直結する。この点で、シグナル伝達系の構造生物学研究は、社会的にも波及効果の大きな研究領域である。

教授 稲垣冬彦

















Home研究内容研究業績研究施設メンバーリンク サイトマップ





Copyright(C) Since 2007 北海道大学大学院薬学研究院構造生物学研究室 All rights reserved.
当研究室のタイトルには、フロップデザインのフォントを使用しています。